Kindle 本を出して実績を作る

商業出版を実現するための3つの方法」のうちの3つ目です。

Kindle 本を出して実績を作る

最初の記事は Kindle 本を出すメリットについてです。
Kindle 本を出すメリットは色々ありますが、ここでは特に商業出版を実現する上でのメリットをあげています。

  • 必ず出版できる
  • 月出版の過程を一通り経験できる
  • 市場の反応を見ることができる
  • 紙の本の1/5の文字数で出版できる
  • 沢山売れれば強力な実績になる

必ず出版できる

AmazonのKDP「 Kindle ダイレクト・パブリッシング」を利用すれば誰でも簡単に電子書籍を出せます。
自分で出版するセルフパブリッシングなので紙の本で言う自費出版のようなものではあるのですが、紙の本のように高額な費用がかかることはありません。
そのため、気軽に出版できます。

月出版の過程を一通り経験できる

コンセプトを決め、執筆しタイトルや見出しを考え、校正し、表紙を作成して出版するという流れを一通り経験できます。
その際に売れている本や自分が目標とする著者の方を参考にすれば学べることは多いと思います。

市場の反応を見ることができる

実際に Amazon で Kindle 本を販売することで市場の反応が分かります。
売れるか売れないか良い評価がもらえるか悪い評価はされるのか、

良い方かならどこを気に入ってくれたのか。

悪い評価ならどこが良くなかったのか。

自分では気づかなかったことを読者が教えてくれます。
良い評価は商業出版の企画を売り込む際の材料にできます。
逆に悪い評価ばかりついたり全く売れないようなら出版社に企画書を持ち込んでも、出版するのは難しいと思います。
その場合は企画の内容や方向性を考え直す必要があるでしょう。

紙の本の1/5の文字数で出版できる。

通常の紙の本では10万字以上の文字数が必要になります。
ブログなどで文章を書き慣れている人でもこの文字数をかきあげるのはなかなかしんどい作業です。

しかし、Kindle 本は2万字程度でも構いません。
隙間時間にスマホなどでサクッと読めるものを探している人も多いのでそのくらいの文字数でもOKなのです。

例えば、
商業出版で出したい本の2、3章分をまとめてKindle本にして出してみるというのもいいでしょう。

ただし、その場合は値段は300円以下とか安く設定する必要があります。
また、2、3章分をまとめると言っても続きは紙の本で読んで下さい。

と言ったサンプル版的なものはよくありません。
実際によくあるパターンとしてノウハウのさわりだけが書かれていて詳しくはこちらへと自分のサイトに誘導するようなものも悪い評価がついている場合が多いです。

サイトに誘導すること自体が悪いということではなくて、そのKindle本があからさまな宣伝ツールになっているのが良くないということです。

Kindle 本といっても読者は本として購入するわけですから、その本だけでも十分満足してもらえるような内容にする事が重要です。

沢山売れれば強力な実績になる

あなたの Kindle 本がランキングで上位に表示されたり1,000部以上売れたりしたら、その実績をしっかり保存しておきましょう。

出版社に企画を持ち込む際に、その実績も合わせて持っていけば強力な武器になります。

読者からの評価や読者目線で良さを述べているコメントも参考資料として活用することができます。

特に自分には、プロフィールでアピールできるような実績があまりないという方には、 Kindle 本で実績を作ることをお勧めします。

一見遠回りに感じるかもしれませんが出版社に企画書を送って1ヶ月ぐらい連絡を待っているのであれば、その間に Kindle 本を出版できてしまいます。
そのため、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。

出版社側から見たメリット

職場者側から見て企画書と一緒に Kindle 本と、それに付随したデータがあると何がいいのかを見ていきましょう。

  • 著者の実力がわかる
  • 本にした時のイメージがわきやすい
  • 企画会議での説得材料として使える
  • Kindle本の読者に書籍をアピールできる
  • ある程度売れる計算がこれが立つ

 

著者の実力がわかる

Kindle本を読めば著者に本を書ける文章力があるか。内容に説得力があるかどうかが分かります。
それをあらかじめ確認できるのは出版社にとってメリットです。
名文や素晴らしい文章である必要はないのですが、読者に伝わるわかりやすい文章が書けることは大事です。
たまに、独りよがりで何を言いたいかよくわからない文章を書く人がいますが、そういった文章だと企画内容が良くても企画は通りません。

編集者がこれは文章を整理するのが大変そうだなと思ってしまうからです。
文章力に自信がない場合は、あらかじめプロのライターに依頼したり、フリーの編集者に原稿をチェックしてもらうと良いでしょう。

本にした時のイメージがわきやすい

Kindle本を読めば、著者の文体や語り口、写真やイラストの使い方、表紙のビジュアルやキャッチコピーなどから見られます。
そのため、企画書だけではわかりにくかった雰囲気やディテールが見えてきます。
そうするとこういう本なら紙の本でも売れそうといったイメージがわきやすくなります。

企画会議での説得材料として使える

担当編集者が企画を気に入ってくれても営業会議が最終的な企画会議で通らなかったということはよくあります。
Kindleでこんなに売れている!こんなに評価が高い!ということになれば営業担当や編集長クラスを説得するための材料としても使えるでしょう。

Kindle本の読者に書籍をアピールできる

Kindle本は本文中にURLを載せてWebにリンクを貼ることができます。

例えば、
無料の動画講座だと何かプレゼントを用意して、メールアドレスを登録してもらって、その人達に紙の本が出た時にお知らせをするということも可能です。
Kindle本を評価してくれた人ならその企画を発展させた紙の本を買ってくれる可能性も高いので、著者がそういったリストを持っているということは出版社にとってもメリットになります。

ある程度売れる計算がこれが立つ

出版社側から見た一番のメリットかと思います。
Kindle本が売れていればその方にニーズがあることがわかります。
そのため、紙の本でもある程度売れることが予想できます。

これは出版社が企画を通す理由になります。
Kindle本を売ること自体が難しいんじゃないの?という人もいると思いますが、しっかりとしたリサーチをしてクオリティの高い本を作って、正しい設定プロモーションをすれば Amazon からお客さんを集めてくれてちゃんと売れていきます。
そのため、心配は無用です。
また別の観点でも売れる計算が立つことを証明できます。

例えば、
ブログのページビューが月間数十万ある。メルマガ登録者が何万人以上いる。というのはそれ自体大きなアピールポイントになりますが、そのリストが実際にどれだけのパワーを持っているか、という点では出版社側は半信半疑の部分もあります。

その人たちの中で実際にあなたの本を買ってくれる人がどれくらいいるのかを示すことができれば、より大きなアピールポイントになるでしょう。

例えば、
Kindle 本を出版している漫画でお知らせしたらすぐに3,000部が売れたという実績があれば、あなたのメルマガならそれだけのパワーを持っているということを証明でき、商業出版をした際にも同じような効果が期待できます。

新人の本を出す場合出版社では全く売れないかもしれないというリスクを抱えることになります。
あらかじめ最低でもこれくらいは売れるという計算が立つと安心ですし、出版企画も通りやすくなります。

参考資料:
完全決定版 誰でもビジネス書の著者になれる! 出版の教科書