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プロジェクトマネジメントの資格とガイドライン

プロジェクトマネジメントとは

プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを適切に運営するためにおこなう方法のことです。
近年はIT技術の発達や企業の意思決定が早くなった影響で、プロジェクトマネジメントで求められる知識や役割が大きくなり、様々な資格やガイドラインが誕生するようになりました。

1.PMP資格

その1つが「PMP資格」です。これはPMIという団体が認定しているプロジェクトマネジメントの資格です。
プロジェクトマネジメントをした経験があり、かつPMIが用意した教育プログラムを受講した人たちだけが取得できるものとなっています。
1984年にPMPの資格が制定されたのを皮切りに現在では世界中で49万人以上、日本国内に限定すると3万人近くの方がこの資格を持つようになりました。

資格試験では、プロジェクト内にあるタスクを見つけだす力、メンバーへ的確な指示をだす力、トラブルなくプロジェクトを運営するために知識を持っているどうかがチェックされ、一定以上の力量あると認められると資格が与えられます。

この試験を受けるためにはプロジェクトマネジメントの仕事に携わり、それを36ヶ月以上経験していること、PMIが提供しているプロジェクトマネジメントの教育を35時間以上受講していることなどの条件をクリアしなければいけません。
なお、このプロジェクトマネジメントの経験期間は大卒者と高卒者で異なっており、高卒者の場合は60ヶ月以上のプロジェクトマネジメント経験が求められるので注意しましょう。

試験の問題数は約200問ほどあり、合格するにはそのうち108問以上正解することが必要となります。
テスト問題の中で25問ほどは、PMPの統計データを取得するための問題であり、これは正解数には含まれません。

プロジェクトマネジメントの手法は日々進化しているという事情もあり、PMPは永久資格ではなく3年に1回は更新する必要があり、そのときにCCRという独自の教育プログラムを受けることになります。

2.プロジェクトマネージャ試験

2つ目の資格は「プロジェクトマネージャ試験」です。
こちらはIPA独立行政法人が手がけている情報処理試験の1つであり、スキルレベル4という最高レベルに属するものです。
システム開発プロジェクトの責任者としてプロジェクトを遅延なく運営するための知識や経験を有しているかどうかがチェックされます。
テストではシステムを開発するための技術をはじめ、プロジェクトメンバーを管理する方法や労働基準法など法律に関係する問題が出題されます。
それ以外にもシステム開発を実際におこなった経験や、技術者として現場で携わった仕事に関して問われることがあるので気をつけましょう。

プロジェクトマネージャ試験はITストラテジスト試験、システム監査技術者試験と同レベルの高度情報処理技術者試験であり、実務経験者を持っている人でも合格率は10%前後と情報処理技術者試験の中ではとりわけ合格率が低いです。
ただし、能力の高いプロジェクトマネージャを求めている社会の風潮により需要は高く、2006年には自社の技術者に取得させたい資格の1位に輝いています。

3.PMBOK

3つ目は「PMBOK」です。
こちらはPMI が発行しているプロジェクトマネジメントの知識体系ガイドラインであり、資格ではありません。

PMBOKのガイドラインでは、国際的なスタンダードとされているプロジェクトマネジメントの知識体系がまとめられており、設計、製造、テストなど様々な工程でプロジェクトマネジメントの仕事をする者がどう振る舞えばいいのかが定義されています。

ガイドライン内ではプロジェクトの立ち上げ、計画、実行などをまとめた5種類のプロセスと、スコープ管理およびスケジュール管理やコスト管理などの10種類の管理エリアに分割されており、それぞれの内容を体系的に学べるようになっているのが特徴です

プロジェクト管理においてとりわけ品質、原価、納期を完璧にコントロールできるようにすることを目標にしており、エンジニア職以外の方でも学べるようになっています。
そのことからPMBOKは別名「モダンプロジェクトマネジメント」と呼ばれることもあります。

ただし、PMBOKは府rジェクトマネジメントの経験の少ない人でも安全に運営できるように知識や理論を徹底的に標準化している都合で、個々のプロジェクトの特性には対応できないケースに直面する場合があることには注意してください。
プロジェクトを適切に運営していくにはPMBOKの知識や理論だけでなく、知識を活用した現場の雰囲気や状況に合わせた適切な采配もまた要求されます。

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