企画書を作って出版社に送るまでの5つの手順 | 4と5.出版社を選び企画書を送付する

企画書を作って出版社に送るまでの流れ
前回の記事:「企画書を作って出版社に送るまでの5つの手順 | 2と3.企画書と見本原稿を作成する」についてお話ししました。

この記事ではメインとなる3つの方法のうちの1つ
企画書を作って出版社へ直接送る方法についてその手順を紹介したいと思います。

企画書を作って出版社に送るまでの5つの手順

  1. 企画書作成の準備
  2. 企画書を作成する
  3. 見本原稿を書く
  4. 出版社を選ぶ
  5. 企画書を送付する

今回はこちらのステップ4の「出版社を選ぶ」とステップ5「企画書を送付する」について、もう少し掘り下げてご説明します。

4.企画にあった出版社を選ぶ

ステップ4企画にあった出版社を選ぶという話をします。
企画書と見本原稿ができたらそれを送る出版社を選びましょう。

  1. 同じジャンルの本を出している出版社を選ぶ
  2. 新人の本を積極的に出している出版社を選ぶ
  3. 老舗の出版社よりも、新興の出版・社超大手よりも中堅や中小の出版社
  4. 知り合いがいる出版社を探す
  5. なるべく多くの出版社をピックアップする

1.同じジャンルの本を出している出版社を選ぶ

あなたの企画と同じようなジャンルの本をいろいろ出している出版社をピックアップしてください全くジャンル違いの出版社です。
となかなか自宅は通りにくいと思います。

2.新人の本を積極的に出している出版社を選ぶ

ある程度名の知れている著者の本ばかりだしている出版社よりも、無名の新人の本をたくさん出している出版社の方が企画が通る可能性は高いでしょう。

3.老舗の出版社よりも、新興の出版・社超大手よりも中堅や中小の出版社

老舗の出版社や超大手の出版社では無名の新人の企画がなかなか通りにくい場合があります。
また、企画が通るまでに時間がかかることも多いので、最初に本を出すならなるべくフットワークの軽い出版社を選ぶのが良いでしょう。

4.知り合いがいる出版社を探す

あなたの知り合いに出版関係の仕事をしている人がいないか、探してみてください。

例えば、
全然違うジャンルの出版社でも職種が編集者でなくても構いません。
そういった人たちも横のつながりがあります。
そのため、ジャンルのあった出版社を紹介してくれたり編集者を紹介してくれたりするかもしれません。
直接の知り合いでなくても薄いコネであったとしても全く知り合いのいない出版社に送るよりは企画書を見てもらえる確率は高まります。

是非、自分の周りに出版関係の仕事をしている人がいないか探してみてください。

5.なるべく多くの出版社をピックアップする

企画書を送るのは1社や2社ではなくて最低でも10社以上に送ってみてください。
たとえ素晴らしく魅力的な企画書であったとしても、忙しくてみてもらえなかったりタイミングが悪くて出版に至らなかったりすることもあります。
そのため、なるべくたくさんの出版社に送ってみてください。
それでもし複数の出版社から声がかかった場合は、それぞれ相談して最終的に決定すれば良いかと思います。

5.企画書を送付する

企画書と見本原稿ができたら、出版社に送りましょう。その際に、注意すべき点などをお話していきます。

  1. 送り状をつける
  2. 宛名に署名を入れる(できれば担当者名も入れる)
  3. アピールできる資料を同封する
  4. 複数の出版社に送付する(5社〜20社)
  5. 連絡が来ない出版社は諦める

1.送り状をつける

企画書と見本原稿だけ送るのではなくて、ちゃんと送り状もつけてください。 A4サイズ1枚の送り状で結構です。
特に凝ったものである必要もありません。
出版社の人に忙しい中、時間を取って企画を見てもらうわけです。
そのため、失礼がないように配慮しましょう。

2.宛名に署名を入れる(できれば担当者名も入れる)

同じ出版社に出すにしても封筒の宛名に○○出版御中と書いてしまうと、どの部署に届くかわかりません。
そのため、企画書が見られない可能性が高くなってしまいます。
少なくとも該当する部門の編集部宛に送りましょう。できれば、担当編集者の名前も書くとより見てもらいやすくなると思います。

では部署名や担当者名はどうやって調べればいいか?

一番簡単なのは本屋に行ってその出版社が出している本の奥付を見ることです
奥付というのは本の一番最後のページに書いてある出版社の情報のことです。
ここを見れば担当の部署名や編集担当者の名前もわかることがあります。
出版社を選ぶ段階で自分の企画と同じジャンルの本を出している出版社を選んだと思います。

そしたら、実際に本屋に行ってみてその該当する本の奥付を見てみればいいわけです
また大きい出版社ならWebサイトに出ている組織図などを見て部署名を確認することもできるでしょう。
ひとつ注意したいのは本の奥付に出ている発行人の名前を書かないということです。
発行人というのはその出版社の経営者クラスになってしまいます。
そのため、実際の編集を担当することはありませんので、発行人宛に企画書を送っても見てもらえません。注意してください。

奥付には、編集人という名前もあるかと思います。
編集人は大体、編集長クラスになります。そのため、編集人だったら書いてもいいかもしれません。
それから、あとがきもチェックしておくといいと思います。

よく著者が直接の編集担当者に対して、あとがきでお礼を述べていることがあります。
そのため、そういったところでは名前がわかることがあります。

3.アピールできる資料を同封する

例えば、
新聞や雑誌、Web媒体などで今までにあなたが取り上げられたことがあれば、そのコピーを同封するのもいいでしょう。
プロフィール写真を同封する方がいますが、これは、特に必要ないかと思います。
ただ、ルックスがすごく良くて、それがアピールポイントになるのであれば、同封しても良いかと思います。

4.複数の出版社に送付する(5社〜20社)

これは前にも言いましたが、2・3社に送ってもなかなか企画は取りません。

そのため、10社から20社ぐらい送ってもいいと思います。

5.連絡が来ない出版社は諦める

出版社からの反応は様々です。
断りのメールがくる場合もありますし、一度、お会いしましょう。となる場合もあります。
ただ一番多いのは全く連絡が来ないというパターンだと思います。
そもそもこちらから勝手に企画書を送っている状況です。
そのため、それは仕方ないことだと思います。

色んなタイミングもありますし、出版社の編集者は常に締め切りを抱えていて非常に忙しい人が多いです。
そのため、なかなか送られてきた企画書を読む時間がない場合もあります。

送った企画書は読んでもらえないことも多いということは覚悟しておいてください。
なので、連絡が来ないからといってこちらから出版社に問い合わせたりするのはやめたほうがいいでしょう。

参考資料:
完全決定版 誰でもビジネス書の著者になれる! 出版の教科書